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2011年7月1日金曜日

ちょっとマジメなはなし

今日は学校がオープンスクールでお休みなのでぼーっとNHKの教育番組をみてました。

そうしたら道徳の番組でうるしかきさんのドキュメントがあってつい見入ってしまいました。うるしかき、とは漆を木からとる方のことです。漆とは木の樹液ですから(わたしも言われて気付いたんですが;)
つまり一本の木からは数滴の漆しかとれないんですね。当たり前といえばあたり前ですけど、それを長年使って真っ黒になったバケツに真っ黒になった手袋でとっているうるしかきさんを見てると気楽に「あたり前」だなんて言えませんよね。さらに十年育てた漆の木でも、漆がとれるのは一夏だというのだから尚更です。

そのうるしかきさんは山のちょっとした変化も見抜くといいます。
ある日、山の様子がおかしいといって二時間早く、朝五時に家を出て山にでました。案の定その日はすごく暑くなって汗だくになって作業されていました(山の中での作業なのでどんなに暑くても長袖長ズボン。わたしには想像するしかないですが、暑さは相当なものだと思います)。なので、わたしは当然作業が楽な朝のうちに終わらせるのだと考えました。ですが、そのうるしかきさんは「うるしの負担にならない涼しいうちに終わらせてやりたい」という理由で早朝から作業されていました。
もちろんうるしにストレスがたまるといいうるしがとれないというのもあるのだと思いますが、それよりも、その方はうるしをひとつの生き物として扱っているように見えました。
うるしにキズをつけるときに「傷をつけますよ」と話しかけながらキレイに、そしてすばやく傷をつけ、その樹液を一滴たりともこぼすことなくかきとります。落としたらこのめぐみはもう拾えないのだ、と。
「傷をつけられたらきっと痛いに違いない。わたしたちはその日本文化を受け継ぐために木からめぐみをもらっているのだ」


日本のクジラをとる漁師さんたちがが外国の反捕鯨団体から執拗な妨害を受けているのは有名なことだと思います。漁師さんたちは暴言を浴びせられ、侮辱にたえてお仕事をされていらっしゃるのをTVでみたことがあります。
反捕鯨団体の言い分は「クジラやイルカなどの動物は知能が高いので殺すなんてもってのほかだ」こんな感じのことです。
これもまた有名なことですが、かつて外国(アメリカと記憶しています)が捕鯨をおこなっていときは、燃料に使う脂だけをとって他の部位は全て捨てていたと言います。それと比べて日本はクジラの肉から骨まで全てのものを食べるまたは道具として使うなどしてまったく廃棄しない。自然のめぐみを、命をもらっているのだという心をもって。そしてその想いはクジラだけでなく、わたしたちが与えられているすべての自然のめぐみに対して抱かれているものだとわたしは思っています。

知能が低ければなにをしてもいいのでしょうか。植物には心がないのでしょうか。
植物に心の底から感謝をして、自分の仕事に誇りをもってやっているそのうるしかきさんが、わたしには政治家や社長よりもずっと偉いように見えました。


長くて面白くない話でごめんなさい。でも今感じたことを言葉にすることはテスト勉強よりも大切だと思ったので、MIZUKAGAMIに書かせていただきました。
自分の記憶を頼りに書いたのでいちからじゅうまでこの文章を信じないでください。
また、これはMIRAGE個人のひとつの考えにすぎません。
頼りない文章を載せることを許してください。

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